春と言えば、新年度。希望と不安に満ち溢れ、新しい悩みが出てくる時期です。
<考え方のプロセスとポイント>
・何をやりたい、何になる(What)にこだわりすぎない。(臨床か、研究かなど)多くの人はこれを見つけるのに何十年もかかるし、見つかったと思ったらその後、変化したり(わたしも10年前と今では違います)、一生見つからない人もいるし、見つかればラッキー、くらいで。また、人のキャリアは多面的であり、継時的変化を伴います。
・進路候補が見つかったら、どう生きたいかとすり合わせる。(仕事の内容も大事ですが、進路選択においては給与や家庭の事情など生活に関わる条件や、その他プライベートとの兼ね合いも含めて検討が必要。この比重は人によって、また、同じ人でも年齢や家庭の環境などにより、重みが違ってくるので、仕事や進学以外の要素が優先順位が高いものがはっきりしている場合は、こちらから考えはじめて、進路とすり合わせてOK)
<見つけるため・選ぶための行動>
・先に書いた考え方のプロセスは、1人で漠然と考えてもなかなか見えてこないと思うので、進路を検討している友人や、先輩、先生などに相談しながら進めていくと良いと思います。他人のと比較やアドバイスから少しずつ自分の考えがはっきりしてくると思います。
これはあくまで、自分の考えを明確にするための話合いなので、他人は他人の価値観に基づいて話すのであくまでも、参考に留め、アドバイスを聞きすぎないよう注意が必要です。
ご参考までに、これまでのわたしのキャリアとキャリア形成の考え方についてはこちらにまとまっています
http://rinsho-plus-alpha.jp/people/yoko-gocho
悩んでる時期は先が見えなくて、つらいですが、悩んだ末に選択した人には、ちょっとやそっとの壁が立ちはだかっても、乗り越えられる強さが身に付きます。1人でも多くの学生・薬剤師の方が納得のいく道を見つけられますように。