今日は世界エイズデーです。
HIV/AIDSと言う疾患は、私に医療者としての基本を教えてくれました。
患者さんや家族に寄り添うことの大切さ。
ただでさえ、病気であることは大変なことなのに、それに加えて差別や偏見などからくる社会的な困難を二重、三重に抱える人がいること。
たとえ病気を治療しても、社会から存在を受け入れられないという、もっとも辛い「社会的な死」という概念を知ったこと。
カウンセリングの重要さ。
カウンセリングの難しさ。
多様な価値観。
自分の命より、大切なものがある、と言う価値観があること。
医療者の押し付けでは何も解決しないこと。
患者さんは生活者であること。
予防の大切さ。
医療の限界。。。
今の自分があるのは、多くの失われた命や差別に苦しんできた人々、そして現在も共に生きている人々のおかげです。
そんな全ての方々に今日は感謝する日。
そして、志を新たに。