ジェノサイド(大量虐殺)と言う、恐ろしく悲惨な行為が、この世に存在しているということは、
日本という平和な国に暮らしている私には、にわかに信じがたい事実であります。
ルワンダ紛争においては、6週間で50万人が虐殺され、一説よると、約100日間で国民の10人に1人、少なくとも80万~100万人が虐殺されたと言われている。
そして、スーダン・ダルフール紛争をはじめ、現代もなお、世界各地で悲惨な紛争・戦争が繰り広げられている現実があります。
昨日、模擬国連と、横浜国際交流協会が主催する、
【TICADプレイベント アフリカが街にやってきた 模擬国連委員会TICADプロジェクト第1弾
〜「国連の限界と可能性 ルワンダからダルフールまで」〜】
に参加し、 「ホテル・ルワンダ」の映画を見てきました。
このイベントはただ、映画を見るだけでなく、第一部が講演会、二部が映画上映と言う構成でした。
映画という媒体は、誰でも手軽に物事の概要を知るきっかけとなり、インパクトもあるので、
とても便利なツールですが、
表現方法によっては誤解を生んだりすることもあるので、
講演会である程度の知識を得た上での映画上映は、
とてもいいアイデアだと思いました。
一人の人の命を救おうと、必死に働いている人がいる一方で、
殺し合いをしている人たちがいるこの世界。
私たち医療者は、目の前の患者を救うことはもちろんですが、
人の命を救うためのあらゆる物事に、もっと目を向けていかなければいけないと思います。
物心ついた頃から、人を殺すために武器を構える少年兵。
暴行を受ける少女たち。
いつも犠牲になるのは子供や弱い立場にある人々。
自分の子供が同じことをされたらどうでしょうか。
想像するだけで恐ろしいですね。
私たち日本人は、
国際社会に対して、こんなに無関心でいいのでしょうか。