Yoko's Diary
ひとりひとりが豊かに暮らせる世界を夢見る旅人薬剤師のひとりごと。
IPSF 国際薬学生連盟

薬学生・薬剤師が海外で働く、国際キャリアを積むには

先日、Twitterで、日欧産業センターが開催する、薬学生を含む理工系の学生を対象にした、
ヨーロッパでの奨学金つきの語学研修(4ヶ月)+インターンシッププログラム
を紹介したところ、予想以上の反響がありました。

最近の学生は内向きだと言われていますが、そういう人ばかりでもないように思います。

海外で働くには、様々な方法があります。

数ある方法の中で、自分にあった手段を選択するには、漠然とした憧れだけでなく、
「何のために海外へ行って、自分は何を目指すのか」をはっきりさせる必要があります。

それによって、どこで何をするのか、そしてそのためにどんな準備が必要なのか、が見えてきます。

例えば、途上国で働きたい、活動したいということであれば、入り口の一つとして、青年海外協力隊やUNV(国連ボランティア)も一つの手段でしょう。

また、途上国に限らず、海外での就職を考えるなら、大学や大学院、または博士課程への留学も良いかと思います。資金が必要ですが、各種奨学金を利用することをオススメします。
また、博士課程に関して言えば、給与が発生する雇用契約をもっている国もたくさんあるので、
生活するには問題ないかと思います。

また、海外の生活や文化を体験したい、ということであれば、お金をためて、ワーキングホリデーを利用するのも良いと思います。 http://www.jawhm.or.jp/
私の友人も何年か薬剤師として働いた後、オーストラリアやカナダへワーキングホリデーを参加した人が何人かいます。

あとは、競争率は高いですが、WHOを初めとする、国連機関やFIPなどのNGOで働く、ということも考えられます。ただこれらは、高い専門性と語学力が必要であるのと、空席に対して応募するのが原則なので、タイミングよくチャンスが来るわけではありません。
http://www.geocities.jp/yohkocco0407/int_coop.html
直接採用にこだわらないのであれば、国家公務員になって、各機関に出向する、という手もあります。

何をするにも、語学力は必須です。
最低日常生活に支障のない語学力、そして、仕事をするには業務遂行可能なレベルの
語学力が必要です。
語学力を証明するために、TOEICやTOEFLは必ず受けておきましょう。
TOEFLは学術的内容を含み、結構難しいので、海外の大学院などへの留学目的でないなら、
まず実力試しに受けるならTOEICを受けるのがいいでしょう。
また、近年、欧州を中心に、多くの大学院入学で利用できる、IELTS(TOEFLの英国版)は、
記述試験や、口頭試問がありますが、TOEFLより、内容的には易しいという印象です。

目指すスコアの目安としては、TOEIC730、TOEFL550、IELTS 6.0 が、留学や就職で求められることが多いです。
(大学院留学や、外資系であれば、更に高い基準を設けているところもありますし、競争率が高い場合はスコアが高いに越したことはありませんが)

ただ、応募条件は各種企業・団体で異なりますし、留学であれば、応募時点で達していなくても、入学までにクリアすることで、許可が与えられる条件つき合格もあるので、点数に達していないからと言って、諦めないでください。

また、国際公務員を目指す方などに関しては、国連英検という試験があり、英語力だけでなく、国際常識を問うものです。 http://www.kokureneiken.jp/

英語が最も一般的でとっつき易いですが、フランス語ができるとヨーロッパに本部がある国連機関やアフリカ関連の業務を行う団体においては非常に有利です。
また、スペイン語や中国語、ロシア語なども重宝されるでしょう。

また、国連を含め、国際的に仕事をしていく上では、最低Master degreeは必要です。

また、学生さんの場合は、IPSF:国際薬学生連盟(www.ipsf.org )を通して、海外の学生と活動したり、交換留学プログラムに参加することもできます。
私は、IPSFの活動を通して得た、各国における人脈がとても貴重であったと日々実感しています。
日本でIPSFに加盟し、活動を行っているのは、日本薬学生連盟(APS-JAPAN http://apsjapan.org/ )です。

海外で薬剤師として働きたい、という場合は、その国の薬剤師免許を取得する必要があります。
取得方法や条件に関しては各国により異なります。
また、少し前まで、英国やカナダでは、薬剤師が地方で不足していたので、外国人の薬剤師の移民を積極的に受け入れていましたが、最近は充足しつつありますので、状況は変わってきています。

将来的に日本に生活基盤を置いて、国際的なキャリアを積みたい場合は、海外進出を積極的に行っている大手の企業や、外資系企業に就職するのもアリだと思います。

薬学生・薬剤師が海外で働く、国際キャリアを積むには その2 (スタート編)はこちらから。

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